「こどもをしっかりと育ててますよ。」
『できてないと』とは言えずに見栄を張っていませんか?
親として子育てが上手くいかない。
子ども言う事を聞いてくれない。
など
思う通りに事を進ませずに
『落ち込んでしまう。』
自分の子育てを批判され、ついカーッとなる。
ダダをコネるから叱りたくなる。
など、
出来ない事からの『イライラや怒り。』
本当にイヤですね。
子育てにおいて、
このような落ち込みやイライラに
悩まされている方が沢山いらっしゃいます。
この落ち込みやイライラの原因は…
自分が考える理想と比較して
『出来ていない自分』が見えてしまうことが理由です。
『出来ていない』=『ダメな自分』
と思ってしまい、自尊心が傷つけられてしまいます。
こんな時は、「出来なければ」という重い気持ちを楽にさせること。
そして、お子さまと向き合うことが大事です。
以前ご相談いただいた
3歳の娘さんとお父さまのお話です。
お父さまは娘さんに「お片づけ」をするように話をしていても
娘さんはどうしても片付けをおこないません。
困ったお父さんは、
どうしたら良いのか悩んでしまいました。
「自分の躾がわるいのかな」
「あの時、甘やかしたのが行けなかったのか、、、、」
その後このお父さまは
言う事を聞かなければ、
怒鳴りつけてやらせる場合や、
何度言ってもできないから、
放っておいたりと…
悩み続きました。
そしてある日、お父さまはこんなことを娘さんに話しました。
『○○ちゃん。どうしたら、○○ちゃんはお片づけをちゃんとしれるのかな?』
『パパねいろいろ考えたんだけど、分からなかったんだ』
『だってね、パパね。 ○○ちゃんのパパをやるのが初めてのパパなんだ』
このお父さんの心からの本音が娘さんに何と伝わったのです。
『え? パパは昔からパパじゃなかったの?
パパ、初めてパパをやるんだ!?』
なんとも、こどもらしい不思議な返しですね。
なんでも知っているパパが、
実は初めてのパパで分からないことがある。
娘さんにはすごく衝撃的だったようです。
でも、このお父さまの素直な気持ちが伝わったのか、
娘さんは自ら片付けを行うようになったようです。
なんでも最初からできる人なんていないんです。
完璧にできることが重要なわけでもないんです。
上げすぎた自分へのハードルはスグに下げ
素直に自分の問題を相手に伝えるのです。
これは子育てだけでなく
夫婦問題でも、会社の上司部下の間でも同じです。
プライドが邪魔をするのなら
捨ててしまったほうが
どんなに楽か考えてみましょう。