悩みを話せない。悩みが話せない。悩みを話さない。など、表現はさまざまです。
意図的に話さなくて「悩みを話さない」状態で、自己で問題解決できれば良いのですが、
何らかの理由で「悩みを話せない」のであれば心配です。
不安をやわらげたり、解決するために大事なことがあります。
それは悩みを伝えることです。
自分で抱えている悩みを自分の頭のなかでぐるぐる巡らせているうちに
とてつもなく大きな問題に膨らむことがあります。
例えばですが、
行った事のない場所にいくとき
行きはすごく時間がかかったのに、返りはあっという間だったということはありませんか?
行きに時間がかかったように感じるのは、行くまでのイメージができてないからです。
その反面。返りはどのくらい時間が掛かるかイメージができているため、
行きにくらべると時間が短く感じるものです。
この「イメージする」ことが大事なのです。
いやいや、自分で考えているときだってイメージしていますよ。
と、おっしゃる場合がございます。
でも、実際に人に悩みを話すのと自分の頭のなかで考えるだけでは
全然その「イメージ力」は違うのです。
だからこそ、悩みを「話せない」ひとには、その悩みを表に向けてだしてほしいのです。
でも、悩みを話せないのには理由がありますよ。
「こんなことを言ったらばかにされる」
「間違ったことを言ってしまうのでは」
「甘い人間だと思われてしまう。」
「そんな悩みなんて甘っちょろい」
などなど。
この場合、自分自身で自分の頭の中だけで考え
答えを出してしまっています。
いわゆる自分の中で「想像」しているんですね。
過去に嫌な思いであったのかもしれません。
でも、今の不安を乗り越えるためには想像ではなく、
現実的に問題を見える化することが必要になります。
悩みを話すことによって
・自分の中でその悩みを過大なものにしない。
・客観的に自分を見つめることができる。
このように大きな利点があります。
心理カウンセリングを進めるなかで、日々の悩みを感じた相談者さまに、
その都度悩みをメモすることをお願いしております。
メモすることで、その時は何に悩んでいたのかも分かりますし、
あとで自分自身を客観的に見る事もできます。
人によってはこの行為だけで
自分への客観性をもて、
悩みへの向き合い方を変えられる場合がございます
人に悩みを話すことは簡単だとは思いません。
なぜなら、あなた自身が「難しい」と思っているからです。
難しいことかもしれませんが、
まずは下記の2点をチャレンジしてみください。
・信頼の置ける人に悩みを話す。
・悩みごとが発生したら、自分でメモを取る。
チャレンジをすることで
これまでとは違った観点で自分の悩みと対峙できるようになります。
また、カウンセラーに話をすることでも
問題解決への一歩を歩むことができます。
自分一人で悩むことに壁を感じましたら
その時は心理カウンセラーにご相談ください。